「ケーキを切れない非行少年たち」を読んだ感想
「ケーキを切れない非行少年たち」が最近話題になっていました。
私はこの本を手にとって、一番最初に内容よりも表紙に惹かれてしまいました。
あの三等分のケーキの図を見て、これは面白そうだなと思いました。
この本は少年院に法務技官として働いていた(現在は大学教授)筆者が少年院でみた少年達の認知機能や感情の統制について詳しく書かれている本です。
筆者紹介ページ(立命館大学)http://www.ritsumei.ac.jp/gshs/teacher/miyaguchi/
感想
非行少年たちの特徴について、
- 認知機能の弱さ
- 融通の効かなさ
- 不適切な自己評価
- 対人スキルの乏しさ
- +1身体的不器用さ
となっていました。
この特徴は誰にでもあてはまるのではないのか…と思ったりもしました。
(私も融通が効かない人間ですし、自己評価上手くやっているかどうかわかりません)
しかし、この「誰にでも当てはまるのではないか」という考えが非行少年たちが彷徨っている、いわゆるグレーゾーン(障害と判断できないぎりぎりの場所)を作り出している一因なのでしょう。
初めて本の感想を書いてみましたが、なかなか難しいな・・・